【支援事例】お正月遊びを療育へ!幼児と楽しく季節の遊びをしよう!
こんにちは。トライ&エラーで磨いたスキルでキャリアを築いて働いている、ぴのこです。
この記事を書いている私は、「児童指導員」「就労支援員」「サービス管理責任者」の経験と資格を持つ現役支援員です。
これまで多機能型療育施設にて5年間は児童発達支援専任の児童指導員として0歳(厳密には1歳)から7歳までのマンツーマン療育と小集団療育支援に携わり、少しだけ小学生を中心とした放課後等デイサービスでの勤務経験を重ねてきました。
その後は障害者就労移行支援事業所にて勤務を開始し、主に就労支援員として精神障害、知的障害、発達障害、身体障害、難病の方の就労支援を行いつつ生活面や精神面の支援に携わっています。
これまでの経験と、粘り強さへの評価をいただき、サービス管理責任者として現在は事業所の管理とご利用者様の包括的な支援に携わっています。
みなさん明けましておめでとうございます。
今年もたくさん療育、福祉支援について学んだこと、経験したことを発信していきますので、日ごろの支援に悩んでいる方、直接支援に挑戦したい方、ご家庭で悩みを持つ方の参考や勇気になれるといいなと思います。
本年もよろしくお願いいたします。
さて、私が今回紹介する記事は、「お正月遊び」。
療育の現場でも季節にあった遊びを取り入れることはよくあるかなと思います。
今回はその療育の遊びをただ楽しいだけではなく、遊びを通して支援員目線でどのようなことを目的に取り入れていくのかをまとめていこうと思います。
この記事を読むと、こんなことがわかります。
・目的に応じたお正月遊び
・運動機能を向上させる遊び
・マンツーマンでも集団でも家庭でも楽しくできる遊び
療育で取り入れるお正月遊びって?
保育園や幼稚園、これまで私たち大人が学校生活などで経験したお正月の遊びを療育支援に通う幼児や子どもたちと一緒に行うことが多いかと思います。
今回は室内の遊びを中心に3つ紹介していきます。
マンツーマンでできるものや集団遊びの中でできるものをご紹介します。
大がかりなものではないので、支援やご家庭でも取り入れやすいと思います。
遊び(課題)の目的と遊び方
かるた
目的
聞く力の向上、ルール理解、勝ち負けへの折り合いのつけ方、たくさんの中から見つける力(眼球運動)、ひらがなや絵のマッチング、などがあげられるかと思います。
実践した遊び方
「先生がどうぞといってからかるたをとってね」とルールを決めれば、最後まで聞く、話し終わるまで待つ、という力を遊びながら身に着けることができます。
ひらがなを覚える段階や興味を持ち始めた段階であれば、読み札にもひらがなを強調して書き机に並べたひらがなから同じものを探していくといったひらがな学習の最初のステップであるマッチングができますね。
絵カードを並べて日常動作(ご飯を食べるときに使うもの、水を飲むときに使うもの)を読み該当する絵カードをとってもらえばどの程度用途の理解をできているのか確認ができます。
勝ち負けにこだわりのある子や「まぁいっか」が難しい子に対してはがっつり対戦形式にしてみてもいいかもしれませんね。(負荷をかける分慎重に、そしてフォローも一緒に考えておけるといいですね)

たまに私たち支援員に対して「ここだよ」ってこっそり教えちゃう子もいますよね(笑)かわいいですね(´ω`)
福笑い
目的
ボディイメージを養う(運動機能の向上に向けて)、「~の下は?上は?」など言語や概念の理解を確認・身に着ける・伝える力の向上を目指すことができる、空間認知能力の向上、微細運動の向上などがあげられると思います。
マンツーマン療育の遊び方
工作から一緒にやってもいいですね。事前に福笑いをプリントしたり支援員が手書きで作ったりして、子どもたちにはハサミで切る作業。色塗りをお願いしてもいいですね。力加減や枠の中を意識することに繋がります。工作を行うことで目と手の協応(協調運動とも言いますね)ができます。
本来の遊びと異なりますが、目隠しはしなくても、顔だけではなく全身パーツでやってみても、自分で考えてどこにどのパーツがあるのかを考えながら配置してもらうことで、ボディイメージ(どこに何があってどこと繋がっているとか…)が意識できるようになり、実際に身体を動かすときにスムーズな動きや正しい身体の使い方に繋がりやすいです。
マンツーマン・集団療育の遊び方
実際に目隠しをふんわりしたり、怖がってしまう子は目をつむってなど配慮しながら、本当に福笑いの遊び方もいいですね。自分の指先や手の感覚、イメージからやっていくのも楽しいと思います。変な形で出来上がったものを一緒に見て笑うのもいいですね。
また、その派生形で他の子どもや支援員と言葉でコミュニケーションをとりながら行うのもいいですね。「あってるよ!」「右!左!」「上にずらして!」など上下左右などの概念の言葉を入れながら指示を出すまたは出してもらうと概念の理解・伝える力の向上が目指せますね。
どれも普通の遊びや関わりの中でできることなので、少し支援している、療育感がある!のような感じはしないですかね…汗

ですが、自然と遊びの中で取り入れられるからこそ、子どもたちも自然と無理なく身に着けたり意識ができるようになると私は思います…!
こま作り・凧作り・おせち作りなどの工作
目的
つまむ、回す、折る、切る、などの微細運動や目と手の協応(協調運動)の能力の向上を目指すことができます。他にも社会性・コミュニケーションスキルの向上、並行遊び、所有の確認などもできますね。
遊び方
こういった工作の作り方は、使う材料や工程の数で本当にたくさん種類があります。なのでここでは紹介しませんが、インターネットや動画から探して子どもの年齢や発達段階に合わせた種類を取り入れてみてください。

微細運動ができると洋服のボタンが留められるようになったり食具の操作に繋がったり、日常生活の動作が身に付きやすいですね。
道具を一つずつだけ用意することで自然と「かして/いいよ/ありがとう/待ってて」「順番」「先生の/○○ちゃんの」など社会性を向上させるためのコミュニケーションの機会を発生させることもできますね。
言葉がストレートだったり、思ったことをそのまま伝えてしまいそのつもりはないのにうっかり傷つけてしまう子もいると思います。そういった子とは作品をほめ合ったり技術をほめ合うなど、言葉の伝え方によっては自分も相手も嬉しいよねという遊び(課題)を取り入れたこともありますね。

工作はどの年齢の子にも取り入れやすく、発達段階に合わせて作り方を変えやすかった印象です。
まとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
・目的に応じたお正月遊び→普通の遊びに見えてもちゃんと成長につながる目的はある!
・運動機能を向上させる遊び→主に微細運動の向上が目指せる!
・マンツーマンでも集団でも家庭でも楽しくできる遊び→楽しみながら自然とできると子どもも大人もハッピー!
今回はお正月遊びを療育支援で実際に取り入れるなら、どのような目的を持ち、そのための遊び方を紹介しました。
お正月遊びに限ったことではないですが、ただ遊んでいるだけに見えて実はいろんな目的があり様々な能力向上が目指せることが療育や保育の興味深いところですよね。
実際の支援で悩み保護者の方へのフィードバックに困っている方、ご家庭での遊びについて探している方の参考になれば幸いです。
私は未経験知識0で療育、福祉業界にキャリアチェンジをして、現場で実務を通して学びスキルを向上させてきた経験を踏まえ、知識0が知識を一つずつ増やしていく方法として役に立った書籍や事例を紹介しています。療育支援に挑戦しているけど教科書通りにうまくいかない、発達の傾向がある子どもたちと関わるヒントを得たいという方へ情報発信をしていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。

