【5分で学ぶ!】注意されても同じことを繰り返す子どもの気持ちと対応方法
この記事は5分で読めます。
みなさん、こんにちは!毎日の支援お疲れ様です。
忙しい毎日で学習に充てる時間って難しいですよね。休みの日も勉強したり研修会に参加しようにも時間がとれないことはありませんか?
その気持ちすごくわかります。支援員としてスキルアップしたいけど分厚い専門書や参考書を開く余裕がない…そんなあなたに今回は、本田秀夫先生の「マンガでわかる 発達障害の子どもたち」の本の内容の要点をまとめ、休日の5分、通勤帰宅中の電車の中でサクッとインプットできるようにまとめました。
この記事を書いている私は、高卒から接客販売業計3年、医療事務計3年、児童発達支援事業所計4年、就労移行支援事業所4年目突入と、キャリアチェンジを3回とアルバイトやWワークを含めると転職を15社経験しています。
この5分の時間で、私と一緒に支援員としてスキルをアップデートしていきませんか?
この記事では書籍「マンガでわかる 発達障害の子どもたち」の中から、二つの事例を取り上げているので要点をまとめています。
○書籍「マンガでわかる 発達障害の子どもたち」の概要
○注意をしてもヘラヘラ笑ってしてしまう、問題行動が増えてしまう子どもの気持ちと対応例
○集団生活に慣れない子どもの気持ちや対応例
この記事を読むと、あなたの事業所にもいるASDの子どもで、注意しても笑ってしまって行動が変わらない、集団生活で問題行動をする時の本人の気持ちに気づくことができるので、アセスメント(分析)の力が向上しますよ!
この本の概要
この本は、自閉スペクトラム症(ASD)の子どもたちが日常生活でみせる「一見、理解しがたい行動」の裏側にある「本人の感じ方」をマンガで解説した一冊です。
ポイント1 「適応よりも自分らしく」
一般的な療育本が「どうやって社会に適応させるか」に重きを置くのに対し、この本は「無理に周りに合わせるのではなく、本人が楽に過ごせる環境をどう作るか」という本田先生流の「ゆるめる支援」を教えてくれます。
ポイント2 「マンガでわかる本人視点」
「なぜ何度言っても伝わらないのか?」「なぜこだわりが強いのか?」といった親や先生の悩みに対し、子ども側の脳内で何が起きているのかをマンガで視覚的に説明。読んだ後に、子どもの見え方が180度変わるような工夫がされており、すぐに実践することができます。
ポイント3 「20の具体的なケース」
園や学校、家庭でよくある20の困りごと(ケース)をピックアップされており、それぞれの「行動の理由」と「具体的なサポート案」がセットで紹介されています。
注意するとニヤニヤ、ふざけてしまうのは刺激になってしまっているから
事例内容
例えば電気のスイッチ。何回もつけたり消したりしたがるお子さんいますよね。そんんな時、注意してもヘラヘラ笑われてしまう、余計に行動が加速してしまう。そんな経験ありませんか?
言葉で伝えてもやめてくれず、無理にやめさせようとすれば「ギャー!!」…大騒ぎです。もしくは注意されることすら楽しくなってしまう子もいますね。

療育施設でこのループ、どれほど経験したことか…
本田先生もこの本で解説をしてくださっていました。
本人の状態
ヘラヘラ笑ってしまうのは、決して大人を馬鹿にしているわけではないです。
自閉スペクトラム症(ASD)の子どもにとって、大人が怒っている表情や声は「刺激(エンターテイメント)」として伝わってしまうことがあるのです。なので伝えても響かないのだと思います。
他にも、「注意されても何度も繰り返しやってしまうのは注目されていることが嬉しいから」、「注意されて怖さや混乱でどうしていいか分からず顔が引きつって笑っているように見えてしまう」、「大人が怒る姿がバラエティ番組のように見えて面白くなってしまう」なども本人の気持ちとしては考えられるでしょう。

支援のコツ
厳しく叱ることは逆効果となってしまいます。
無表情で淡々と
感情をのぜず「それはダメです」短く簡潔に伝えその場から離れましょう。
大人が注目する場面を切り替える
よくない行動に対して目を向けるのではなく、静かにしている時やいいことをしている時に注目し褒めてあげましょう。そうすると不適切な行動で注目を得る行動は減っていきます。
いっそ「こだわり」あるものを視界から消す
目に入ってしまうと、イタズラしたりよくない行動をしたくなります。「こだわっているもの」がわかるのであれば、子どもの目に入らないように隠してしまいましょう。次第に忘れていきます。

はじめは探したり泣いたりするかと思いますが、ここは踏ん張りどころ。他のもので興味を引きましょう。
自閉スペクトラム症の子どもは最初が肝心!
事例内容
幼稚園や保育園、小学校に入って数ヶ月が経っても、行き渋りや疲れ果てて帰ってくる、流れに沿って活動できない子いますよね。
例えばじっと座っていることが難しく教室内を立ち歩く、教室から飛び出す、床で寝転がる…など。
自閉スペクトラム症(ASD)の子どもたちは最初が肝心。「この状態が続くといずれ困るだろうなぁ」と思うことは初めからやらせない方がいいですね。「少しずつ慣れていきますよ」ではうまくいかないのです。
本人の状態
自閉スペクトラム症(ASD)の子どもは周りを見て合わせることが苦手。幼稚園や保育園、学校などはイレギュラーやわからないことがたくさんあるのです。
休み時間の騒音や急な予定変更など、予測がつかないことが多くあるととても混乱してしまい負荷が強くなってしまいます。空気を読むことも苦手なので察することも難しい。わからないことが続けば行きたくなくなりますよね…。

察することが難しいと集団のルールに沿うことも難しいですね。
なので、「こうしてほしい」「これはやめてほしい」と思うことがあるなら初めからその行動ができるように環境を用意してあげることで負荷をかけずに適応していけると良いですね。
最初が肝心なのです。
一方で、それでも頑張って適応していこうと子どもが頑張りすぎてしまうと、家では電池切れ。かんしゃくや無気力に繋がりやすく疲れ果てているなと見えることがあります。
支援のコツ
慣れることを待つのではなく大人が工夫をする。最初に適切なパターンを伝えればその後もパターンに沿って過ごすことができます。

物事の一貫性や継続性、法則性を求める子もいるのです。
環境調整
教室でじっと座れないのであれば、机に好きな図鑑や興味をひけるものを置き、「座って過ごす」ことを定着させる。

今、子どもにどうなってほしいのかを考えて大人が環境を用意してあげると良いですね。
視覚化して伝える
次に何をすればいいのか、今日の予定は何があるのかなどの見通しをイラストや表で掲示する。そうすると子どもは予測が立てやすくなり落ち着いて教室内で過ごせるかもしれませんね。

合理的配慮
騒がしさが苦手ならイヤーマフをつける、集団がしんどければ保健室登校などを検討するなどを提案してみてもいいかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
本田先生はこの本で、「子どもの気になる行動には理由がある」ことを優しくわかりやすく書いてくださっています。無理に周りに合わせようとするのではなく、まずはどのように環境を調整したら本人が過ごしやすいのかを考えて接してあげられると良いですね。
また、本人やご家族の困っていることを知る、環境を調整するために、ご家族や関係機関へのヒアリングや情報交換も大事だなと個人的には思います。
私は未経験知識0で療育、福祉業界にキャリアチェンジをしました。現場で実務を通して学びスキルを向上させてきた経験を踏まえ、知識0が知識を一つずつ増やしていく方法として役に立った書籍や事例を紹介しています。療育支援や対人支援職に挑戦しているけど教科書通りにうまくいかない、忙しくて学ぶ時間がとれない支援員さんへ情報発信をしていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。

